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選ばれる選ばれない

人間の子の里親探しの場合でも、「選ばれる選ばれない」の現場があって、
それに比べると猫の里親探しの場合は、ただ預かりさんが、がったりしたりするだけの話であって
猫本人が落ち込むなんて話はない訳で、
それを思うと、選ばれない人間の子の気持ちはいったいどんなだろうか、と苦しくもなる。


ヒルベルという子がいた


私がまだ、結婚も出産も考えられないほど若かったときに初めて読んだ本です。
この本ほど、長く長く私の中に突き刺さる本はありません。
ヒルベルとあだ名をつけられた少年は、預けられた施設の環境の中で、唯一自分にやさしいお医者さんの家庭に引き取られることを密かに望んでいます。
ある日、お医者は彼を見限り、この施設から彼は去っていきます。
残されたものは、あのこはどうしただろうと、時には思い出すばかりなのです。


猫の里親の現場は、人の子と違って「感情」の行き違いはないけれども、
かわりに預かりさんの「感情」が存在します。
預かりさんは、預かりの猫に対し、その世話をしながらありったけの愛情を注いでいる人も多いのです。
この仔がぴったりの場所でぴったりな幸せをつかめますように、との願いがあるのです。
なので、その思いをなじるような行為、「ウインドーショッピングのような猫の選択」「毛皮の色柄だけの選択」には
吐き出したいものをぐっと飲み込む、悲しくつらい思いでいるのです。

私たちから、ぜひ聞いていただきたいのです。
この仔の仕草の可愛さ、いじましさ、この仔の眼差しの輝き、信頼を。
どうか、この仔たちがぴったりの場所でぴったりな幸せをつかめますように。

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secret

COMMENT

No title

預かりさんのお気持ちよくわかります。
確かに見た目もあるでしょう。
ですが、猫はブス猫ほど可愛いのであります。
辛い思いをした仔は、心が優しくいじらしいのです。
大切に育てた仔ですもの、どの仔も幸せになって欲しいですよね。

Re: No title

マニアの世界です(笑)

> ですが、猫はブス猫ほど可愛いのであります。
> 辛い思いをした仔は、心が優しくいじらしいのです。

なかなか、そこまでの心境にフツーなれませんが(笑)
同じ預かりの境遇、
頑張っていきたいと思います。

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